だから、あえてここで明かそう。



 ・ ・ ・



 とある山の上に切り開いた土地を利用し、建てられた校舎。

 そこに俺は1人の中学生として入学した。



 1学年で4クラスある中、俺は13××(1年3組××番)に選ばれた。

 新たなスタートを切った俺は、順調な学校生活を送っていた。

 だが1ヶ月経ったある日の昼休み時間、生徒のほとんどが廊下で騒いでいる時間帯に、しかもみんなの前で俺はいきなり……



「あ、あの、これ……!」



 見覚えある女性に一枚の紙切れを渡された。

 その時の俺は何かの連絡が書かれた紙だと思い込み、その場で開いて見た。

 すると……