~強気な女~天下の台所での運命物語


その日は普通にバイトに行った。
アタシのバイト先は
めっちゃいい人ばっか。

特にかわいがってもらってるセンパイがいる。

祐美センパイ。
アタシの2個上のセンパイで
フリーターをしている。

同期もいい子ばっか。



ただ‥
店長が大っっ嫌い。




名前は浦安店長。


32才の男。
もちろん、嫁ナシ、彼女ナシ。


みんなは店長にいろいろ言われたら
ペコペコするけど、
あたしはふてこい態度をとるから
気に入らんねんやろな。


あたしがミスしたんやったら
素直に謝るけど、
明らかに浦安店長の日ごろの
憂さ晴らしみたいに怒鳴るから
あたしはそーゆーヤツ
めっちゃ嫌い。


筋通ってないやん。


浦安店長はあたしを
目の敵にしてる。



今日もめっちゃ
理不尽なことで怒鳴られた。



あたし「お疲れ様でーす」


祐美センパイ「お疲れ~!今日も店長かなり怒鳴ってたなぁ!」


あたし「そおなんすよ。ほんま苦手。まあ、あたしも明らか態度出すしもっと控えなあかんねやろうけど‥笑」


祐美センパイ「愛希ちゃんそのままで全然いーやん!大人気ないのは店長やって~!」


あたし「ありゃーすっ!」


祐美センパイ「はい、言葉遣い気を付けて!笑」

あたし「あっ、すいません(笑)」



そんな会話をしながら
バイト先を後にした。