田宮くん「俺さ、女って生き物を本気で見たことなかった。何人か好きになられたことはあったんやけどそいつらみんな寂しさを埋めるヤツとか、恋に恋してるヤツとかそんなんばっかやった。
俺自身は、遊ぶとかもめんどいタイプやから女にはあんま関わらんときてん。でもあいきちゃん見つけたとき‥なんかちゃうかった。気ついたら声かけてたわ。でもまさか応えてくれると思わんかった‥。ほんまありがとうな。絶対幸せにする!」
あたしは初めて
こんな真剣な顔つきをした田宮くんを見た。
真剣な話をしてるときに不謹慎やけどちょっとドキッとしてしまった。
あたし「田宮くん、ありがとうね。そんな風にゆわれたら嬉しいわ。あたし、恋愛したことなくていろいろうっとおしいことあるかもやけど‥田宮くんと幸せなりたいって思うねん‥。よろしくね。」
あたしは弘くんに聞いた田宮くんの過去話には触れずにいようって思った。
田宮くん「ありがとうな‥。俺めっちゃ幸せ♪」
あたし「あたしもやで、田宮くん。」
田宮くん「田宮くんって呼ぶのやめて?勇真って呼んでや。」
ドキッ
めっちゃドキドキした。
あたし「恥ずかしいやん‥」
田宮くん「いいから‥呼んで?」
あたし「勇真‥」
勇真「もっかいゆーて♪」
あたし「意地悪せんといてや~!」
勇真「愛希かわいいー♪(笑)
愛希こっちむいて?」
あたしは
緊張しながら
勇真の方を見た。
‥あたしたちはキスをした。