塾帰りの12分


その後も、奈津がガードしてくれたおかげで、オクの誘いはうやむやになった。



昼食をすませると、私達はカラオケに向かった。


私は奈津と二人でアイドルユニットのヒット曲を歌い、

オクはランキング上位の流行の曲を次々入れ、

マサは低音を響かせてミディアムナンバーを聴かせてくれた。



たっぷり夕方まで歌い、店を出ると、オクが提案してきた。


「夕飯も食ってかねえ?」


どうする?というふうに奈津を見ると、手で×を作った。

「明日から毎日午前中部活だから」

「じゃあ、私も帰るー」