そう言ってピンクに頬を染める奈津は、めちゃくちゃ乙女で可愛いかった。 「そうだったんだあ。 おめでとー!」 私は奈津に抱きついて祝福したんだけど。 「くっそおー! 奈津に先越されたぁ! 俺も彼女欲しいーー!」 オクはそう叫んで天を仰いだ。 すると、その額をマサがペチンとたたいた。 「吼えてないで、食え!」 「だけどよー、マサだって彼女欲しくねえ?」 「べつに」 「俺は欲しい~~~!」