だけど、こんなこと考えるなんて、私って陰険!? 美玖先輩の言うとおりに北見先輩をクールでかっこいいって思ってる奈津にはとても言えないな。 それに、いじける北見先輩は見てみたいけど、 もし、奈津から美玖先輩に私の言ったことが伝わって、 本当に美玖先輩が北見先輩を振ったりしたら…… あとが怖そう。 ――おまえ、美玖に何を吹き込んだ? ギロリとにらむ北見先輩の表情が容易に想像できて、私はブルッと身震いした。 そんなこんなで結局、 私は塾で北見先輩を知ったことは奈津に言いそびれてしまった。