「園村がアメリカに発つときに別れ話をした。
ただ、しばらくは受け入れなかったけどな。
でもついこの間、やっと決心がついたってメールしてきた。
だから、正真正銘、俺はフリー。
なんなら、園村からのメール、見るか?」
「い、いえ、そこまでは!
先輩の言葉を信じます!」
ケータイを見せようとする先輩を、慌てて止めた。
そうだったんだ。
北見先輩、美玖先輩と別れたんだ……。
でも、急にそう言われても、実感がわかない。
だって、ずっと先輩は美玖先輩と遠距離恋愛してるんだと思ってたし。
私が二人の間に入り込む余地なんて絶対ないって、思い込んでたんだもの。


