「あ、あの、えっと、先輩、なんでずっと塾休んで……。
あー、いや、それより、この前の、っていっても2週間くらい前ですけど、電話、突然切っちゃってすみませんでした!
実はあの時、父が私のケータイ真っ二つに折っちゃって、先輩の電話番号わからなくなっちゃって、それで掛け直すことできなくて。
あの、本当にごめんなさい!」
テンパッた状態で一気にそこまで言って、思い切り頭を下げた。
「プッ、まじ?
すげーな聡美の親父さん」
顔を上げると、北見先輩はさもおかしそうに笑っている。
いや、笑い事じゃなかったんですけど。
でもまあ、先輩、怒ってないみたいだから、いいか。
「それで、あの、先輩、夏休み後半ずっと塾来てなかったですよね?
どうしてたんですか?」
ほんとはこれが、一番気になってたこと。


