「オクこそ、なんで二人きりで会いたがるの? 奈津とマサと4人で遊ぼうよ」 私がそう言うと、オクは黙り込んだ。 うわ、なんか、嫌な間だな…… そう思いながら待っていると、とうとうオクが言った。 『あのさ、俺、本当は一目惚れだったんだ。 ずっと聡美のことが好きで、本当は4人じゃなくてずっと二人で遊びに行きたいと思ってた。 ……俺と、付き合ってくれねえ?』 あーーーーー とうとう言われちゃった…… ズンと急におなかの奥が重くなったような気持ちになった。