さっき奈津にもちゃんと断るように言われて自分でもそうするって決めたんだけど。 でも、やっぱり私はオクと友達でいたい。 今までどおり、またみんなでゲーセンやカラオケ行ったりしたい。 だって、せっかく仲良くなれたんだもん。 奈津とオクとマサと4人で遊ぶの、すごく楽しかったもん。 そんなことを考えてると、北見先輩が見透かしたように言ってきた。 『おまえを好きだって言ってる男に、今までどおり友達でいることを強いるなんてのは無理だぞ。 あきらめろ』 「えっ、でも……」