塾帰りの12分


あっ、そうだった。

奈津にオクのこと、相談に乗ってほしかったんだ!


「いや、そんなにあとだとちょっと……」


オクをそんなに待たせるわけにも行かないよね。


『なにか急用?』


私は、しかたなく、電話で相談に乗ってもらうことにした。


「じゃあ、ちょっと長くなるけど、聞いてくれる?」

『うん、いいよ』


私は、オクとの一部始終を奈津に話した。