「そんなのは口実だよ。
誘うときは警戒されないようにそんなふうに言うもんだ」
「でも、みんなで遊びに行ったときも、クラスでも、電話でも、全然そんなそぶり見せなかったし」
「じゃあなにか?
おまえは男女間の友情ってやつを信じてるんだ?」
「信じてますよ!」
「笑えるな」
そう言って、本当に北見先輩はクスクスと笑った。
うわっ、ムカつく!
「なんでですか?
性別が違っても、友情は成立するでしょう?」
「しない」
「します!」
「……じゃあ今度の週末、映画につきあえ」
「はぁ?」
突然何を言い出すのかと、私は耳を疑った。


