塾帰りの12分




「よお、露出狂」


「ひあっ!」


駅のホームで電車を待っていると、突然耳元で声がして、私は飛び上がった。


振り向くと、さっきの男子だ。


「ろ、露出狂なんかじゃありません!」


失礼しちゃう!

そ、それに近いし!


さっきもそうだったけど、この人の距離感って、私にとっては近すぎる。


私は一歩後ろに下がった。