トイレから戻ると、新しいジュースがテーブルにあった。 「あ、これ頼んでくれたの?」 「ああ、カラになってたから。 また、オレンジだけどいいよな?」 「うん、サンキュ」 「ほら、聡美、次の曲入れといたぞ! 俺が一番歌うから、二番は聡美な!」 「ん、わかったー」 始まったのはラブバラードだった。 前奏の間にジュースで喉を潤した。 ん? このオレンジ、ちょっとさっきより甘さ控えめ? そんな気がしたけど、歌が始まったのでそちらに気持ちを集中させた。