「あー、聡美、消すなよなあ!」 「だって、一人じゃ歌えないって!」 「じゃあ、俺が一緒に歌うからー」 「ええーっ、オクとー?」 「ヤダって言うのかー?」 「うん、ヤダー」 「うわっ、振られた~」 そんなたわいないやりとりもおかしくって。 二人っきりなのに、タンバリンやマラカスで大盛り上がり。 「聡美、次、早く入れろよー! 入れないと、俺が勝手に入れるぞ!」 「えー、オク、変なの入れるからやだあ!」 慌てて選んで入れた後、「ちょっとごめん」と私はトイレに立った。