「じゃあ、次はカラオケ!」
調子が出てきたオクは、私の背中を押してカラオケ店へ向かった。
えー、二人でカラオケ?
と思わないでもなかったけど、楽しそうなオクに水を差すのも悪い気がして、そのままおとなしく従うことにした。
考えてみれば、今日の恋愛映画は、私の趣味にオクが付き合ってくれたようなものだし。
今度はお返しに私がオクの遊びに付き合わないとね。
しかも、今日はずっとオクがおごってくれてる。
半分出すって言っても、受け取ってくれないからなんか悪い気がして……
おごってもらうだけおごってもらって、さっさと帰るって、それはないよね。


