塾帰りの12分


「外は暑いし、とりあえずゲーセン行っとく?」

「うん……」


まあ、ゲーセンくらいならね。

オク、UFOキャッチャーの名人だし。



オクはいつもどおりの手腕を発揮して、お菓子やぬいぐるみ、さらには腕時計まで取って、私にプレゼントしてくれた。


「相変わらずすごいねー」

「任してよ!
他に聡美、欲しいのある?」

「もう十分だよー。
持ちきれないし!」


私が両手にもった景品を掲げてみせると、オクはニカッと満面の笑みを見せた。

私もつられて笑顔になる。


こういうときのオクはまさに本領発揮って感じで生き生きしてて、楽しい遊び友達なんだよね。