それから二人は寄り添ったまま、ロビーを出て行った。
なんだかいい感じの二人だったなあ。
私もあんな素敵な彼氏彼女になれたらいいなあ……
そんなことを考えてたら、オクが戻ってきた。
「お待たせ!
さてと。
飯でも食いに行くか!」
オクのあっけらかんとした顔を見て、つい北見先輩のお兄さんと比べてしまった。
いびきをかいて寝ていたオクと、感動して涙を流していたお兄さん。
一緒に映画を見るなら、やっぱり感動を共有できる人の方がいいよねぇ……
私がそんなことを考えて黙っている間に、オクは昼食をどこで食べるか算段し始めた。
あーあ、オクって……
……まあ、いいけど。


