すると、相手は私の制服を指差した。 「秀成の生徒?」 ん?よく見れば、この人の制服、うちのだ。 同じ高校だから声かけてきたのかな? でも、見覚えはない。 「うん、そうだけど」 私がうなずくと、身をかがめ、顔を寄せてきた。 な、なにっ!? 急接近され、ビクッと身を引く。 でも、そんな私のそぶりにもお構いなしに、耳元に顔を近づけ囁いてきた。 「あのさ、スカートのファスナー開いてる」