「うーん、みんな警戒して、実際に付き合った子はいないみたいなんだけどさ…… なんていうか、すごく飢えてる感じなんだよねー」 「ふうん」 そんなオク、見たことないけどなあ。 でも、親友に心配かけちゃいけないもんね。 「わかった。 二人きりでは出かけないよ。 もともと、オクと二人で出かけたことなんてないしね」 「うん、そうして。 じゃあ、またね」 「うん、メールするねー」 帰る方向の違う奈津とは改札で別れ、私は一人家路についた。