私は、今年の春から私立の女子校に通うことになった『森坂 絢乃』

中学校の時は吹奏楽部に入っていた。

見た目によらず部活は頑張っていた方で、副部長もやっていた。

―――春休み―――

「あ〜暇。ほんと暇だな〜。」
と絢乃が言った。
「んだから、春休みって暇だよね」
と、真未が言った。

真未は小学校から9年間絢乃とクラスが一緒で、親友を越えるぐらいの仲だった。
真未は中学校の頃テニス部で生徒会にも入っていて、絢乃とは真逆で真面目な性格。

「まーちゃ〜ん!ディズニーランド行きたいね〜!」
と絢乃が言うと、
「うちはディズニーシー派かな〜」
と否定された。(笑)


ピロロロッ ピロロロッ

「あ、メールだ!!!!またこいつかよ…。しつこいわ…。」
と絢乃が携帯を閉じた。

「誰だったの??」
真未が携帯をいじりながら聞く。
「なんかさ、元三中で4月から良高の人とメールしてんだけど毎日しつこくてさ〜」