「壊してみろよ。」 俺の言葉に、光沙が固まる。 目を赤くして、何か言いたげにこちらを見てる。 でも、俺は言葉を止めるつもりはなかった。 「お前には何も壊せねぇよ。 過去を引きずって、光沙を自分の罪滅ぼしに使おうとする弱いお前にはな。」 壊させねぇよ。 俺の人生も。 光沙の笑顔も。 俺の言葉を聞いたボンボンは、眉ひとつ動かさない。 無表情で、光沙を見る。 「光沙さん。 あなたの選択次第です。 真幸くんの人生か、あなたの自由か。 どちらをとりますか?」