ただ、その表情は一瞬で消えて。 「光沙さん、わかりましたか? 私はなんとしても、あなたを手に入れます。 どんなことをしても。 たとえ、だれかの人生を壊すことになっても。」 そう呟いたボンボンの顔に、さっきまでの表情は無くなっていた。 冷たい人形のような顔で、俺を見る。 それと同時に、光沙の顔がひきつる。 ―だれかの人生を壊すことになっても。― その言葉が、やけに耳に残った。 上等だ。 俺の人生くらい、光沙のためならいくらでもくれてやる。