部屋に向かう間、ずっと無言の真幸。
なにやらフロントから受け取った袋を、
チラチラ見ては、ニヤけてる。
そこに何があるのよ。
部屋についたら、鎖をあっさりとはずしてくれた。
あーあ、赤くなっちゃってるよ。
私の足には、
くっきりと赤いわっかが出来てる。
足首にできてるから、きっとすごく目立っちゃってる。
「真幸っ!
これどうしてくれんのよ!」
アザになったら、さらに目立つじゃない!
興味なさそうにこっちを見た真幸は、
怒ってる私を横目で見て、足首に視線を移す。
「俺のってしるしだよ。」
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