真幸の声は、今まで聞いたことないくらいひっくり返ってた。
でも、そんなことかまってられない。
私は今までのことをすべて話した。
真幸には家のことは言ってるけど、
お見合いは予定外だったから。
真幸もかなり動揺していた。
「―だからっ、私お見合いなんてしたくないよ!」
そうよっ。
お見合いなんて……。
そのとき、目の前の扉が…開いた。
「光沙様っ!?」
やばい、見つかった!
「ちょっ、光沙っ!」
―プツン。
私はあっけなく、ケータイを奪われた。
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