君と二人で

それからどのくらい経っただろうか、


いつの間にか寝てしまった。




「んっ!ふぁ~!!!!」




思いっきりあくびをした。


背伸びをしてあたりを見回した。







そして隣には、ユキがいた。





ユキは机の上でうつ伏せになって寝ていた。







私はユキのおでこを人差し指で『ツンツン』ってした。





「ば~かっ!。」



「・・・・」




「馬鹿」





「馬鹿」





「馬鹿・・・っ!馬鹿ぁ!!!!馬鹿!!!!」







返事のないユキ。




泣きながら『馬鹿』と叫ぶ私。