青空。

<アナザーストーリー>


「それで?公園で告白して付き合う事になったと…」

由香が目の赤くなってる私達を見る


「それでもって、涙も流したと…」


「「・・・・・・・・・・。」」


「そこはいいとしてもだけど…」

「「はい……」」


由香が私達の頬をこれでもかと言う位つまんだ


「2人共…私が何頼んだかわかってる?」


「「かひものでふ(買い物です)」」

「せいか~い…買い出し頼んだよね?時間かかりすぎ…意味ないでしょ~
そう言う事するなら、違う時にしてくれないかなお二人共(怒)」


「「すひまへんでひた(すみませんでした)」」


「それに……買い物袋放り出して抱きしめたから……卵割れてるし…どうしてくれるの?」


「「ごめんなはひ(ごめんなさい)」」




「由香ちゃん、その辺で離してやりな…」


「いいんですかマスターさん?」

由香が手を離す…私達はヒリヒリした頬をさする



「そうだな~2人に反省してもらわねえとな…」


「マスター、志保は悪くないです」
「マスターさん、幸宏は悪くないです」




「2人共…名前呼び捨てになってるし……」

由香がため息をつく



私達は床に正座してマスターさんの言葉を待つ


「そうだな……今日の夕飯は、この割れた卵を使ってオムライスだ!」


「「へっ?」」


怒られると思ってた私達はマスターさんの意外な発言に驚いた



「2人が付き合ったお祝いに、今日はごちそうだ……俺も嬉しいよ…なぁ由香ちゃん?」


「正直こんな偶然二度とないと思うけど、私だって大好きな兄さんと志保が付き合って嬉しいし///
今日は腕ふるうから2人は手を出さないでよね///」


「そう言う事だから、2人共立っていいよ(笑)」



「「ありがとうございます」」








マスターさんも、由香も私達を祝福してくれた