~りせはside~


3時間後―――



授業が終わり私は教室で梓を待っていた

八重と梓の過去...

私は八重といつも居るのに八重のことを何にも知らなかったんだ
梓のことも...


そう思うと何故だか悲しく思えた...



「りせは」

梓が教室へ来た

そして私の方に近づいてきた



「悪い、待たせた」

「ううん、大丈夫」


そして少し無言が続く
しかし

「今から話すこと、聞いてくれるか??」

「うん」


梓の声が少し震えていると私は思った...