橋の上での撮影が終わり、光希たちは一旦休憩をとることにした
橋から離れて屋台のような簡単なお店の横のベンチに座る
「大変やったなぁ。ごめんな、無理させて」
「ううん、だいじょうぶ」
光希は朝飛が買ってくれたソフトクリームを見つめた
チラリと朝飛を見てきいた
「若松くんはいいの?」
「ああ、俺、甘いもん苦手やから。遠慮せんで食べてええよ」
「うん、ありがとう」
光希は言ってからソフトクリームに口をつけた
冷たくて甘いものが口中に広がる
光希はいつも食べてるものより、今日のはずっと冷たく感じた
それにさっきから胸の周りが何かに圧迫されたように苦しい
「おいしい…」
光希が呟くと朝飛はニコリと笑った
「良かった」
光希は再びさっきの橋の上であったように心臓の鼓動が大きくなった
橋の上でよりむしろドキンと強く全身に響く
そんな自分自身に混乱している光希を足元から柔らかい風が撫でた
「ええ風やな」
そう言ってどこか遠くを見つめる朝飛の隣で光希は自分の左胸あたりを服の上から掴んだ
光希は頭の中で何回も呟いた
そんなはずない
橋から離れて屋台のような簡単なお店の横のベンチに座る
「大変やったなぁ。ごめんな、無理させて」
「ううん、だいじょうぶ」
光希は朝飛が買ってくれたソフトクリームを見つめた
チラリと朝飛を見てきいた
「若松くんはいいの?」
「ああ、俺、甘いもん苦手やから。遠慮せんで食べてええよ」
「うん、ありがとう」
光希は言ってからソフトクリームに口をつけた
冷たくて甘いものが口中に広がる
光希はいつも食べてるものより、今日のはずっと冷たく感じた
それにさっきから胸の周りが何かに圧迫されたように苦しい
「おいしい…」
光希が呟くと朝飛はニコリと笑った
「良かった」
光希は再びさっきの橋の上であったように心臓の鼓動が大きくなった
橋の上でよりむしろドキンと強く全身に響く
そんな自分自身に混乱している光希を足元から柔らかい風が撫でた
「ええ風やな」
そう言ってどこか遠くを見つめる朝飛の隣で光希は自分の左胸あたりを服の上から掴んだ
光希は頭の中で何回も呟いた
そんなはずない

