天国からのメール

「続きまして、奨励賞!」


再び、ドラムロール。


「WORLD LINE!おめでとうございます!ステージへお上がりください!」


四人は、顔を見合わせる。


嬉しいのか、よくわからない気持ち。


まさかここで、名前を呼ばれるとは思ってもいなかった。


とりあえず、四人はステージに上がった。


「優勝は、マーブルか……」


和樹が言う。


「いや、他にも良いのがいたかもしれないよ」


慎一が言う。


「では、ティーンズ大賞発表です!天井を見てください!」


MCの言葉に、観客全員が上を見る。


どうやら、この大きな天井に映し出される仕組みになっているらしい。


「誰だ」


聡が呟く。


「まぁ、マーブルだろ。大丈夫だ、奨励賞でも、メジャーデビューの可能性が無いわけじゃねぇ。毎年、奨励賞もらったバンドの半分はメジャースカウトされてるよ」


竜太が言う。


「本年度、ティーンズ大賞は……」


ドラムロール。さっきまでと違って、やたら長い。


「早くしてくれよ」


頭を掻きながら和樹がそう呟いた瞬間、天井に優勝バンドの演奏シーンが映し出された。


「……え?」


思わず、声が漏れる聡。