「もぉ、飲めないくせに飲むから! 水買ってくるね?」 そう言い残して、近くの自販へ走る。 こんな状態で、逢おうなんて 出逢ってしばらく経つけど、 ほんと性格が読めない! 「陵?大丈夫?」 「んー」 「はい、飲んで」 って、あたしお母さんじゃないからね? って思わず言いたくなる。 甘えられるのが、嫌いじゃないのも確かなんだけどさ。 「部屋着とか何、誘ってんのかぁ」 不意に抱きしめられて、香水と酒の匂いに包まれる。 「……陵?」 いつもよりどこか優しくて、逆に心配になる。 _