「そしてあなたが生まれたのよ。パパの喜びようったらなかったわ。『やったぁ美知子、金メダルものだよ!』ってね。あなたの名前は金メダルのように光輝いて欲しいという願いからつけたのよ」 美知子は当時を思い出して、嬉しそうにひかるを見た。 「あらあら、寝ちゃったの?」 ひかるはいつのまにかスヤスヤと眠っていた。 ドアの外では洋一が、ホットミルクをふたつトレーに乗せたまま立ち聞きしていた。 「そうだよ美知子、ひかる、君たちはいつまでも輝き続ける僕だけのゴールドメダルさ」