ドライブにドライブを重ねて、ジュニアとアンは疲れ切っていた。
「あなた、少し気分が悪いの。車を止めてもらえるかしら・・・」
「あとちょっとで家だけど・・・分かった次のカーブを過ぎたら停車しよう」
真夜中の海岸沿い。大きく左に曲がるカーブで、ジュニアは用心深くハンドルを切った。
その時対向車が物凄いスピードで、ライトをアップにしたままジュニアの車線に入り込んできた。
ハンドル操作を誤ったジュニアのステーションワゴンは、ガードレールを突き破って崖下の海に転落していった。
酔っ払った若者を山ほど詰め込んだコンバーチブルは、タイヤのゴムを焦がした匂いを残してそのまま走り去った。



