「うう・・・」


・・・いつの間にか私は眠っていたよう

先輩と別れて、すぐベットにうずくまった私

辺りはもう朝になっていた

涙で濡れた枕を見てドッと肩を落とす


「夢・・・じゃなかったんだ」


夢じゃない・・・
愛しい先輩は離れていってしまうんだ


そう考えるだけで涙がまた溢れてくる



pppppp

・・・先輩かもしれない・・・

携帯のメール着信、慌てて鞄を探る

が、淡い期待も虚しく、それは友達からの着信


『・・・離れるときつらいのはニーナだから』


そう言われたとき、そんなことないよっ…
別れたくないよって強がらないで言えばよかったのかな・・・


もしかしたら、先輩もそんなこと期待してくれてたのかな


もう遅いって分かっていても、後悔があふれて止まらなかった