「お前さ、26日から学校休みだけど、バイトあんの?」
「ないよ」
「ふーん」
突然の質問。
ないけどさ。
暇だけどさ。
過ごすのはクリスマスがいいの!
「じゃあ俺、バイト終わるの待ってるわ」
「え?」
「25日、バイト終わるの待ってる。そのあと、俺ん家泊まる?」
恥ずかしいのか、自分の髪をくしゃっとしながら話す津田くんを見て、唖然とする。
今さ、泊まるって言った?
お泊りするの?
津田くんの家に?
「泊まる泊まる泊まる!やったー!」
あたしと津田くんの間にあった距離を一気に埋めるように、あたしは津田くんの元へ勢いよく飛びついた。
そしてまた離れるように言われてすぐさま離れるあたし。
言われ慣れて、すぐに離れる技は身につけたもん!
「じゃあ決定」
"歩くぞ"と足を進める津田くんにあたしも続く。
"楽しみっ!"と言うと"へえ"といつも通り素っ気ない津田くん。
クリスマスは津田くんの家にお泊りです!

