「お前さ、本気なの?」
今まで一度も振り返らなかった津田くんが、ゆっくりと振り返った。
そしてあたしの目を真剣に見つめて問う。
「うん、本気」
この言葉に偽りなんかなくて。
あたしが頷くと、津田くんはあたしから目を逸らして、また窓の外に目を向けてしまった。
え、気持ち確かめて終わりですか!
あたしかなり真剣だったのに……
「……う?」
「へ?」
「だから、付き合う?って」
えええええ!
ちょ、待って今津田くんの口から付き合うって言葉が出た!
でもよーく考えて?
今津田くんは向こう向いてます。
そして一切動いていません。
……聞き間違え?

