「ちょ、津田くん!」
「あ?」
ゆっくりと振り返る津田くん。
不思議そうな顔をした津田くんを睨むあたし。
「あたしずっと待ってたんだけど」
なのに……、
なのにずっと待ってたあたしを置いて、あのイチャついている2人の所にスタスタ1人で向かうってどういうこと!
あたしが怒ってるのに気づいたのか、津田くんは申し訳なさそうに"あ、わり……"と呟く。
「どうしたら機嫌直る?」
いつもとは違う津田くんの態度。
普段あたしは思い切り突き放されていたから、こんなのは初めてで。
津田くん可愛いー!
困った津田くん可愛い!
さっきまで怒っていたことも忘れて、ニコっと笑顔を見せたあたしに津田くんは首を傾げた。
「頭ぽんぽんしてくれたら直ります!」

