「雛、手繋ご?」
「え、や、今なるがいるでしょ」
「いいじゃん」
「もう」
あたしなんかお構い無しにイチャイチャし出す2人。
"どこ行く?"なんて呑気に微笑む雛。
こっちの気も知らないで……。
「孝太くん!あと何分したらバス来るの!?」
「え、えっと20分くらいしたら……」
「わかった!あたし津田くんのこと待つから2人はイチャイチャしながら先に回っててください!」
あたしはそう言い切ると、困った顔をした雛から目を逸らし、小走りで遊園地の入り口へと向かう。
もうやんなっちゃう!
あたしだってイチャイチャしたくて堪らないのに!
いいもん。
1人で津田くん待ってやる。

