「・・・占いの館?」


 彼らに引っ張られること、たどり着いたところは、黒い巨大なテントだった。


 恵の言うとおり、看板には「占いの館」と書かれている。


「ココですか?いいところって?」


 とりあえず、レッドに声をかけてみるが・・・。


「いやぁ~・・・とっても面白そうなところだよ。ピンクパンサー。」


 思いっきり、レッドはピンクに声をかけていた。


「そうね!しかも、ここの相性占いはほぼ30%の確立で当たるですって!」


 それに返事をするピンク。


 っていうか・・・確立、低っ!


「うわぁ、それはすごい!」


 実くんもそれでいいのか・・・。


 って言うより・・・・・。


「・・・・・・・・・・・・会話してください。」


「さぁ、行ってみよう!」


 ・・・全力で無視された。


 結局、彼らに押される形で、茂と恵は占いの館に入っていくのであった。