「分かっております。」


 それを口にするのが精一杯。


「分かっているなら、余計な連中に邪魔されるんじゃないわよ!」


 再度、殴られる甲斐。


「・・・スイマセン。直ちに彼らは反省室に閉じ込めたので・・・。」


 だから、安心だ・・・と、言いたかったのだが・・・


「反省室?甘いわね・・・。悪者がはびこる昨今よ。彼らのような存在は、ワイルダーたちの尊い犠牲者になってもらってしまったほうが、有効活用と言うものよ。」


 そこまで口にして、またクククと笑う舞花。


「いや・・・それは、あまりにやりすぎかと・・・?」


「冗談よ。まぁ、少し痛い目にあわせて、後はあなたに任せるわ。」


 それだけ言うと、舞華はどこかに部屋を出て行った。


 瞬間、甲斐の目に映るのは、どこからか迷い込んだのか一匹の虫・・・


 それは・・・・・・・・。


「・・・・・・・・・・・蜜蜂?」




 ・・・・・それが、反撃ののろし・・・・・・・。




 カミレンジャーは・・・・






 ・・・・・・・・・・五人ではない・・・・・・・・。