「反省室なんて、あったのですね・・・。」


 中からは決して開けられない、窓も何もない10畳ほどのフローリング室。


 別名反省室。


 五人まとめて、そこに入れられた中、ふらりと実くんが口を開く。


「まぁ、俺たちが使っている間は、使うことのなかった部屋だから、完全に物置とかしていたみたいだけど・・・。」


 青山の言うとおり、この部屋にはなんだかよく分からないダンボールが積まれている。


 あけてみたら、非常に多くのファミコンソフトが入れられていた。


 高橋名人シリーズが全部揃っているけど、これ・・・今、もって行く所にもっていったら、けっこうな額になるんじゃないかな?


「うわっ・・・これチーターマンだ!一部ネット上でかなり話題になって、今さらに売り切れ続出なのよ・・・。とりあえず、もらって行っていいかな?」


 恵さん、元気ですね・・・。


「やめておいたら?・・・裏に、持ち出し厳禁って書いてあるわよ。」


 ピンクの言葉。


 っていうか、そういうところが書いてあるあたり・・・隊長・・・もしかして、ココにちょくちょく来てる?


「隊長の趣味らしいからな・・・。」


 レッドの言葉。