「言い訳は?」


 久々に戻るカミレン基地は、理路整然としていて、どこか人間味溢れていた自分たちが使っていた頃とは違い、どこか寂しい気がした。


「言い訳する必要がどこにあるのか、分からないな。」


 甲斐の質問にレッドが答える。


 後ろでは、新カミレンジャーのメンバーが、自分たちを見てクスクスと笑っている。


 一仕事終えて、コーヒーなんぞをゆっくり飲みやがって・・・。


 本当に、腹ただしい・・・。


「お前たちの変身には500万必要なのはわかってるな?」


 当然だ。


 だが、あそこでの変身は必要事項だった。


 問題にすることではない。