「だから、ここは我々『カミレンジャー』の基地として、機能するのです。」
「ちょ~~~~~~っとまった~~~!!!」
再度言わなくても分かるように、隊長が声を上げる。
「なんでしょう?」
「よく分からないわ。分かるように・・・特に、数少ないカミレン読者にもよ~く分かるように、説明してくれないかしら?」
隊長・・・そういう発言は、一キャラクターとして、どうなのでしょう?
「隊長だから、許されるのよ!」
・・・・・・ハイ。
「いいでしょう?ファンは大切ですからね。」
甲斐さんは、甲斐さんで話がわかる人なのね・・・。
「つまり、あなたたちは、所詮はここにいる元隊長・・・色彩梨乃子さんの独断と偏見・・・まぁ、ある意味趣味と言っていいでしょう?それによって集められた五人組に過ぎません。いわば、『一般人』の集まりです。」
甲斐さんが、俺たち五人を指して、説明する。
まぁ、確かに俺たちは特別な訓練を受けているわけではなく、もっと言ってしまえば、求人広告にホイホイ釣られてやってきただけの、ただの一般人ではあるが・・・。


