「……なーんてね」


と、思ったら立ち上がった。


「こんなの、楽勝よ」


そう言ってピースをするリンは、いつものリンだった。


「さぁ、かかってきなさい」


リンが構えのポーズをとると


「……私の負けでーす」


死神は、驚いた顔で言った。


「まさか、この攻撃をうけて大丈夫な人がいるなんて…。お願いでーす、魔王を…魔王を倒して下さい」


死神が、魔王を倒すように頼んできた。


「「……へ?」」