ユミの手の甲を見てみると、やはり文字は浮かび上がってはいなかった。


しかし


「……リン?ショウタロウ?」


何故か、俺の名前も出てきた。


「え…ショウタロウ?」


「……あ、それ俺の本名だから。つか、あんた誰?」


「……忘れた?いとこの名前」


「……っ!!お前、いとこのユミ……ンガッンガ」


「黙っとこうか」


くそユミめ…!!


っつか、こいつの名前ユミエだし!!