「ユミ!!」


部屋についた途端、リンはドアを勢いよく開けた。


「……誰ですか?」


今は昼。


やはり、昼だからか覚えていないようだ。


「手の甲を見せて」


リンがそういうと、ユミは大人しく見せた。


そして、リンはユミの手を掴み、自分の首にあてた。


ピカッ


と光って


「……冷たッ」


ユミの口から冷たいという言葉が出た。