「……どう。その子は、あなたを守ってくれたよね。自分が、犠牲になるかもしれないのに」


「……えぇ。そのようですね。私は、間違っていたようです」


するとツインテールは、門を開いた。


「この勝負、私たちの負けですわ。どうぞ、お通りください」


「え、俺の試合は…?」


「すいません。この子は戦えないのです」


どうやら、俺とやるはずだった子は戦えないようだ。