俺は、棒に聖水をかけた。


棒は、みるみると剣となった。


聖水剣がもつのは、30分だけ。


それまでに倒さなきゃ、俺はやられる。


「試合開始」


「なぁアヤネ。今、くだらないこと言っていいか?」


「……なんだ?」


「試合中もマフラーしてんの?」


「……うるさい。なんでも良いだろう」


アヤネは、ちょっとキレたらしく、顔がひきつっている。


「一瞬で片付けてやる」


「それはどうも」


「双剣!!」


双剣-ソウケン-


アヤネがそう叫んだら、なんと二本の剣が出てきた。


そして、あっというまに消えた。