「ま、私も人格が戻ったことだし。盗賊の洞穴へ行きましょ」


「行きましょ、って…道分かんのかよ」


「分かるわよ」


「「……えぇぇ!?」」


そんなこんなで、歩くこと15分。


「ここが…」


洞穴のすぐ横に、看板がたててある。


『盗賊の洞穴』


……バカだろ。


「じゃ、行きましょ」


リンは、ためらいもなく洞穴に入ってった。


俺たちは、唾を飲んで、リンの後を追った。