「マジか!?よし、行こうぜ。案内してくれよ」


カズヤは立ち上がった。


カズヤ…なんか、目がキラキラしてるぞ?


まさか、なにか売るつもりか?


……やめてくれ、一緒にいる俺が恥ずかしい。


「あのね、でも…。その街は、盗賊の街だからね、通行証がなくちゃ入れないの」


「通行証?」


「うん、あるとこに、盗賊の洞穴があって、そこで強さを確かめてから、通行証をもらうの」


「強さを確かめる…ってのは?」


「うーんと…その…。盗賊と、戦う、ってこと」


「「………まじ?」」